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アンティーク家具修復工房

TEL. 03-6662-7044

〒125-00621 東京都葛飾区青戸7丁目21-15 Azure ビル1F

お客様の声お客様の声・修復実例集

◆修復実例集◆では実際に修理修復が行われた例をご紹介いたします。美術工芸品はその存在価値・意義の高さから十分な注意を払い修復を行う必要が有ります。施工技術者はお客様のご希望から保存修復なのか修理なのかを注意深く聴きアドバイスをし施工方法を選択し必要な作業を必要なだけ行います。その結果としての修復修理実例です

衣装箪笥の修復
近江地方で江戸〜大正時代に生産されたと思われる衣装箪笥です。経年による塗装の剥落と板割れが確認できる。特筆されるのは漆の下地に和紙を板に貼りその上から漆を使用している点である。
施工
劣化した旧漆塗装を剥離し貼られた和紙を除去すると側板が大きく欠損していた為、破損部位を整理して同種材料で補木した。
施工終了
今回の修復では隠されていた杉板の表情を出す為に旧塗装で使用していた下地和紙を使用せず現代漆(カシュウ)を使用して塗装を行い終了した。
木彫品の修復
ラワン材の丸太から彫刻された木彫作品ですが経年の為、ひび割れと欠損が確認できる。
施工
全体にアルタイン樹脂を含浸させ樹脂乾燥後に破損部位を復元した。
施工終了
塗装の補修を行い終了した。
皮座の修復
昭和のオーク ローチェアーです。座面の抜けと皮座の一部欠損が確認できる。
施工
椅子構造分解後、皮座の欠損部位を整理して旧皮座から皮を移植し再組み立てを行った。
施工終了
塗装の補修を行い皮座を元に戻し移植した皮をエイジングして終了した。
脚の修復
英国製、ウィンザーチェアーです。前後1本ずつ脚が破損しているのが確認できる。
施工
破損した脚を取り外して同種材料で新規にコピーを作り本体に取り付けた。
施工終了
塗装して終了した。
彫刻の修復
ヌーボー期の椅子、バックシートの彫刻が一部欠損しているのが確認できる。
施工
破損部を整理後、同種材料で補木
施工終了
補木部位に彫刻を行い形状を復元し塗装して終了した
マホガニー・ソファーテーブルの修復
ベニヤの欠損と剥離及び前修復時の充填した樹脂が露出し脚部のジョイントが破損しているのが確認できる
施工
欠損したベニヤを代替ベニヤでリペアーし折れた脚部のジョイントを交換した
施工終了
塗装を行い終了した
マホガニー・スクリーンの修復
フレームの破損が確認できる。経年変化で収縮したフレームが寸法変化のないガラスのサイズに対応できなかったと思われる。
施工
ダメージ部位を整理後 同種材料で補木し欠損した彫刻を復元
施工終了
塗装を行い終了した
ラッカーワーク キャビネットの修復
落下による塗装の剥離と亀裂が確認できる
施工
破損部位を切除後 樹脂で整形した
施工終了
塗装後ゴールドラインを蒔絵で復元して終了した
昭和初期の椅子修復
前脚に補強金具の装着と座裏側からのバンド補強がなされた修復歴が確認できる
施工
分解後、破損ジョイントを復元し藁とヘッシャンクロスで下地を作る
施工終了
麻色の張り地で張り直し装飾用ブレイドを回して終了した

昭和初期のソファー修復
シートレールのジョイント破損バックシートのスポークの紛失、補強金具の外側からの取り付けが確認できる
施工
分解後各破損ジョイントを復元し再組み立てを行いクッションを投入しました
施工終了
ベージュの合成皮革で張り直し亀甲鋲で縁どめをして終了した
オークチェアー座破損
繊維成長方向に割れ、割れ先では成長方向に90度交差し繊維をせん断していた為切除した
施工
同種材で補木接合
施工終了
補色・補彩後 再塗装して終了した
仏製 コモード 塗装剥離
経年劣化のため旧塗幕が剥離しているのが確認できる
施工終了
再塗装を希望された為、旧塗装を全剥離し新たに塗装を行った
NEXT
バーリーツイストレッグの破損
虫害により木繊維が破壊され繊維成長方向に破損したのが確認できる
施工
切除したパーツを同種材で製作(下側が切除したパーツ)
施工終了
復元パーツと本体を接合し、補色・補彩後 再塗装して終了した
バックシート・ヘッドレールの破損
ヘッドレールがジョイント部位よりメインフレームと共に破損しているのが確認できる
施工
破損したジョイントを製作し紛失した個所を彫刻と共に同種材で復元した
施工終了
補色・補彩後 再塗装して終了した
マルケットリー・インレイの破損
修復のため工房に入り現状確認を行った後修復計画が立てられます
施工
フロント装飾板に多数の木象嵌の紛失と旧修復の充填材が剥離し基底材が露出しているのが確認出来る
施工終了
旧修復の充填材を取り除き同種材で木象嵌の修復を行い補色・補彩後 再塗装して終了した
ペデュメント・フレーム破損
転倒によるキャビネット上部、ドーム型ペデュメントフレームの破損、
施工終了
破損したフレーム本体の破損部位を整理後同種材で補木接合し復元、補色・補彩後 塗装して終了した
NEXT
カブリオレッグの破損
破損した脚部はジョイント部をほぼ失い再使用できないと判断し復元製作することとした。破損した脚を仮組みし復元用の定規を作り同種材で作成する
施工
破損した脚と復元製作された脚との比較
施工終了
復元製作された脚を本体に接合後 補色・補彩後 再塗装して終了した(写真未塗装)

バナースペース

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